ついに新元号が『令和』に決まりましたね!
今後この『令和』という新たな元号になる訳ですが、
- 『名称・読み方』
- 『由来・意味合い』
- 『いつから新元号になるのか』
- 『いつまでが平成なのか』
- 『免許証や各種契約書はこのままでも有効か』
- 『誰が新元号を決めたのか』
- 『そもそも元号ってなにか』
等など、新元号にまつわる事で知りたいことって結構あると思います。
という事で早速ですが今回は、【新元号『令和』に決定!意味・読み方・いつから等分かりやすく解説!】というテーマで書いていきます。
実際に、菅官房長官と安倍首相の記者会見をしっかり見て解釈した上で、
出来る限り分かりやすく簡潔に結論から
書いていきますので、各見出しを見て気になる所から読んでみてくださいね!
目次
新元号の名称と読み方
名称:『令和』
読み方:『れいわ』
新元号の名称は以上の通りで、読み方も特に難しくなくそのままです。
これは元々新元号の選定にあたって政府内で取り決められており『書きやすいこと』と『読みやすいこと』も重要視されていました。
新元号『令和』の由来
『万葉集』の一文からの引用
明治・昭和・平成など、これまでの元号は中国の古典(書物)を参考にしていたものでした。
今回は初めて日本由来の名称になったわけですが、日本現存最古の和歌集である『万葉集』の『梅の花の歌32首の序文』という所から引用したそうです。
具体的には、下記の一文からの引用のようです。
初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す
※万葉集『梅の花』の歌32首の序文より引用
新元号『令和』の意味合い
- 『日本において誇れる歴史・文化・自然を引き継ぎ』
- 『国民一人ひとりが未来へ明るい希望を感じられる』
簡単にまとめてみると、上記の意味合いとなっています。
政府が新元号の名称候補を考えるにあたっては、
『国民の理想としてふさわしい意味をもつこと』
という点が取り決められているため、この点では日本人一人ひとりが願っているであろう上記の意味合いが込められているのは良いと思います。
より詳細な意味合いについては、下記の通り『安倍首相の会見』より該当箇所を一部引用します。
この『令和』には、『人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ』という意味が込められております。
万葉集は1200年あまり前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書であります。
『悠久の歴史と香り高き文化』
『四季折々の美しい自然』こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さのあとに春の訪れを告げ見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることが出来る、そうした日本でありたいとの願いを込め『令和』に決定いたしました。
文化を育み、自然の美しさを愛でることができる平和な日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を国民の皆様と切り開いていく。
新元号の決定にあたり、その決意を新たにしております。
※新元号『令和』における安倍首相の記者会見より一部引用
いずれにしても「広く国民に受け入れられ、生活に深く根付く事を目指したい」との事です。
新元号『令和』の適用日はいつから?
2019年5月1日(水)00時00分から
ちょっと細かいですが、5月1日になった瞬間から新元号が適用となります。
この他『平成31年度の期間』についてや、新元号である『令和の年度』はいつから算定されるのかについては、次の記事で書いています。
年数表記『令和一年』と『令和元年』のどちらが正しい?
令和元年
言うまでもなく『令和元年』という表記が正しいですが、一応念のため書いてみました。
『平成元年生まれ』等と呼ばれていた通り、新元号になった年は『令和1年』ではなく『令和元年』という表記になりますね。
免許証や契約書などの表記は『平成』のままでも大丈夫か?
運転免許証:元号の書き換え不要
契約書:書き換え不要、効力はそのままで失効されない!
つまりは平成のままにしておいても問題ないって事ですね。
この点についてもより詳細は別記事で書いています。
新元号の『令和』はキラキラネームか?
職場で新元号である『令和』の話になった際に、若い子が『キラキラネームっぽいかも?』という話をしていたので、この点に対しても触れたいと思います。
おそらく馴染みの無い言葉であったから、キラキラネームという言い方をしたと思いますが、そもそも新元号を名称候補を考える上で、
『俗用されているものでないこと。』
という事が、新元号名称を決める上で事前の取り決めとしてあり、つまりは、
『現在の世の中で一般的に使われていない言葉である事が条件』
として定められていた訳です。
このほか新元号の決め方などについては、次の記事で紹介しています!
誰がどのようにして新元号を決めたの?
全閣僚(大臣達)の会議で最終決定した!
政府内の各大臣達が集まった会議で最終的に新元号が確定されました。
この他、新元号決定にあたっての『詳細な流れ』や『有識者のメンバー』などは次の記事を参考にしてみてください!
そもそも元号の意味とは何? 読み方はなんて言うの?
元号の意味合い
新たな天皇が御即位された際に付ける年号のこと
簡単に言うとこのような意味合いとなっています。
『明治・大正・昭和・平成』や今回決定した『令和』などを元号と呼びますが、言い換えると年号の事でもあります。
先ほど書いた通り御即位された年から、年数を数え始めてその年は『令和元年』という表記になります。
元号の読み方
げんごう
読み間違いやすいのが『がんごう』ですが、正しくは『げんごう』と読みます。
30代半ば・子連れが個人的に思った事
今後の子供達は「令和」になるんだねと
我が家の第一子が平成30年7月生まれなので、平成最後の7月生まれになりました。
これから第二子が誕生するかどうかは定かではありませんが、子供自体は2人以上欲しいと思っているので、次に生まれてくる子供が新元号である「令和」になると思うと、今回の元号改変に対してさらに注目していました。
そして30代半ばである私たち夫婦は昭和生まれな訳ですが、二世代も前の元号生まれってなんだか昔の人間みたいね(笑)
観光立国になる上で『日本由来』の名称が良いと思う
これから日本が観光立国として世界から増々注目されていく上で、その時に日本をPRする上で『日本由来の歴史的な意味合いを持つ』という所には意義があると思っています。
今回の『令和』決定にあたっては海外メディアでも報じられる訳で、その際にも由来や意味合いなど日本に興味のある外国人からしたら、日本人以上に興味を持つ方は多いと思います。
また、外国人の観光客も右肩上がりで伸びている中で、さらに今後の国際的なイベントとして、
- 2019年9月20日~11月2日まで:『ラグビーワールドカップ2019日本大会』
- 2020年7月24日~8月9日まで:『2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会』
- 2025年5月3日~11月3日:『大阪万博(2025年日本国際博覧会)』
このような大きなイベントスケジュールが目白押しです。
この他カジノが出来るなどの話もあるため、いずれにしても観光大国になっていく日本という観点からいっても、『日本由来の令和』というのは良いと思っています。
まとめ
以上、【新元号『令和』に決定!意味・読み方・いつから等分かりやすく解説!】という内容で書いてきました。
今回の内容を改めてザッとまとめてみると、
- 名称:令和
- 読み方:れいわ
- 由来:万葉集の一文からの引用
- 意味合い:日本において誇れる歴史・文化・自然を引き継ぎ、国民一人ひとりが未来へ明るい希望を感じられるように
- 適用日:2019年5月1日(水)00時00分から
- 年数表記:令和元年
- 運転免許証:元号の書き換え不要
- 契約書:書き換え不要、効力はそのままで失効されない
- 最終決定:全閣僚(大臣達)の会議にて
- 元号(げんごう):新たな天皇が御即位された際に付ける年号のこと
このようになっています。
改めて新たな元号である『令和』というのは『子供たちが将来育つ時代』であるんだなと感じています。
また、日本国民の一人である私として思うのが『我が子が未来に向けて真っ直ぐ純粋に育って欲しい』という願いを改めて持ちました。
皆さんは『令和』という元号について、どのように思われたでしょうか?
ではまた!!
※この他『昭和や平成』の元号の意味合い解説も含めた「そもそも元号とは何か?」については次の記事を参考にしてみてください!