生きづらさ

「ちゃんと」と「やらないと」が生き辛さと焦りと心を追い詰める

「ちゃんと」と「やらないと」が生き辛さと焦りと心を追い詰める

今更ながら『ツレがうつになりまして。』という映画(邦画)を見てみました。

映画自体の詳細やあらすじは色々なページで見ることも可能なので、当記事では詳細説明を省きますが、

サラリーマンとして働いていた『夫(ツレ』がうつ病となり、それを支える妻(ハルさん)と共にいかにしてうつ病と闘い向き合っていくか

簡単に言うとこのような内容となっています。

今回この『ツレがうつになりまして。』の映画を見て、うつ病患者ではない自分にとっても考えさせられるものがありました。

そこで今回は『「ちゃんと」と「やらないと」が生き辛さと焦りと心を追い詰める』というテーマで書いていきます。

私なりにこの映画を見て考えた事や映画の中で語られる名言などをまとめていますが、同じような悩みを抱えている人達が、この映画を見ていただき自分自身と『より良く』向き合うキッカケになればと思っています。

 

 

そもそも何故『ツレがうつになりまして。』を見たか

今回『ツレがうつになりまして。』を見たキッカケですが、私自身うつ病ではありませんが、生真面目でネガティブな性格で生きづらいと感じていたり、人生の色々な事に対して嫌だと思う事もあり、何かと後ろ向きになってしまう事も多いんです。

なので、映画に限らず何というかこういうネガティブなテーマが気になってしまうし、ちょっと気分が落ちている何だか陰鬱な時だったので、こういう映画を見てみようと思いました。

私はAmazonプライム会員でたまたま『プライムビデオ』を見た時に、この『ツレがうつになりまして。』という映画を見つけて、前述した通りネガティブっぽいテーマを感じたので、コレはちょっと見てみようかなと思った訳です。

こういうキラキラしていない華やかではない邦画って、洋画には中々ない雰囲気で結構好きなのもあります(笑)

 

 

『ツレがうつになりまして。』を見た感想をザッと

そういう訳でこの映画を見た訳ですが、主人公である『ツレ』と性格的に重なるような部分もありました。

この映画を見て、自分の息苦しさや生き辛さ、妻と私の事に想いを重ねたり、妻の事を考えたりして涙が出たりも。

最後まで観終えた事で、最終的にはちょっと心苦しさみたいなのも和らぎ、見始める前よりは良い気分になれた気がします。

 

 

『ツレがうつになりまして。』の名言

必ずしも名言に当てはまるかは分かりませんが、作中で自分にとって刺さった言葉を『名言』として紹介しながら、具体的に思った事を文章にしていきます。

「心が締め付けられる」ような名言

「すごく遠くにいるように感じた」

「しつこくしてしまい、そんな自分がすごく嫌になって、自分なんていなくても誰も困らない」

「時々ここにいる事がたまらなく嫌になって身体がムズムズする」

※映画:『ツレがうつになりまして。』より作中引用

この映画を見ていて『一番辛いと感じた言葉』でした。

あまりネタバレはしたくないので全ては言いませんが、ハルさん(妻)が原稿の追い込みで忙しくツレ(夫)に投げかけた言葉がそっけなく、イライラした様子で返答していた後のシーンでのツレによる言葉です。

引用文章のように、うつ病であったり繊細な性格の方って、こういうふとした言葉・キッカケで心が沈んでいってしまいます。

自分の芯をしっかり持っているような人であれば気にも留めないような事を重く受け止め、それを繰り返し考え、ネガティブな悪循環で陰鬱な気持ちになってしまいます。

このシーンに至るまでの流れが自分自身に置き換えられる部分が多く、それが非常にツラく、感情移入して見てしまい苦しいと感じてしまいました。

それと同時にどこか自分を客観視する事も出来たので、その点は良かったです。

 

「気持ち新たに前向き」になれる名言

自分が病気になった事を恥ずかしい事だと思っていたが、

・・・中略・・・

人は誰でもどんな時でも自分の活きている姿を誇りに思うことが出来る。

僕の情けないとか恥ずかしいとか、そういう自分を含めて誇らしく思っている。

※映画:『ツレがうつになりまして。』より作中引用

これはすごくいい言葉だし、前向きになれます。

先ほどの『心が締め付けられる言葉』があった上で、ここに繋がってくる訳ですが、色々な事を乗り越えたからこそ、こういう言葉が出てくるし、優しさと力強さに勇気を貰えたような気がします。

 

 

「病気を乗り切る」ための名言

作中ではうつ病を乗り切るための秘訣として『あ・と・で』という考え方を述べています。

あ・・・焦らない、焦らせない

と・・・特別扱いをしない

で・・・出来る事と出来ない事を見分ける

※映画:『ツレがうつになりまして。』より作中引用

人には出来る事と出来ない事があるんだと。決して焦る必要もないんだと。

作中におけるうつ病もそうだけど、決して出来ない事や失敗、ダメな自分が恥ずかしい事じゃないんだと。

そういう事は色々なサイトを見て自分自身を客観的に見て、そういう心持ちでいなきゃと今までも思っていましたが、この映画では『出来なくても良い』という事に対して強くリアルなメッセージが込められている気がします。

日々仕事や人間関係でダメな自分が恥ずかしくて、駄目だと思い込む事が多く陰鬱な気分になってしまいますが、改めて自分の中に刻み込まれた感じがします。

 

 

『心の辛さ・生き辛さ』などうつ病以外の方にもおすすめ

今回自分と家族、夫婦の事を改めて考えさせてくれるキッカケになった『ツレがうつになりまして。』という映画ですが、この作品を見て欲しい方は何もうつ病の方に限りません。

  1. 生きづらいと感じている方
  2. 世の中息苦しいと感じている方
  3. ちゃんとしなきゃと自分を追い込んでしまう方
  4. あらゆる物事に対して申し訳ないと感じる方
  5. 社会人なんだから社会人らしくしっかりしなきゃと思う方
  6. 夫婦関係を見つめ直したい方
  7. 夫または妻の気持ちに寄り添えていないと思う方

など、多くの方にとって何かを考えさせてくれるキッカケになってくれるのではないかと思っています。

 

自分自身の事で言うと、生真面目な性格も相まって色んな事を自分で抱えて、完ぺきでしっかりしたものを求めて、焦り・苛立ち日々自分の心を追い詰めています。

「ちゃんと」や「やらないと」という言葉が心の中で自分を追い詰め、生き辛さにも繋がっています。

しかし、出来ない事は出来ない事としてハッキリ認めつつ、その『出来ない事として認める事のハードルを低く』して、頑張らないという気持ちが人生を『楽』にする上で大切なんだなと改めて思いました。

 

 

人生が生きづらいと感じる方へのおすすめ本

人生が生き辛い「繊細さん」のための本
人生が生き辛いと感じる私たち「HSP=繊細さん」の為の本を読んで会社勤めをしていると納得行かない事や「そうじゃないのに」と思うことがあっても、当然やらなくちゃいけないためやってはいますが、繊細さんにとってはそれがストレスになる事もあります。 自分のこうしたいという本音を大切にしたいです。...

物事に対して非常に敏感で繊細な性格を持ち合わせて、常に周りを気にしてしまう方って結構いると思います。

当ページを見ている方って、本人だけでなくそれに関わる方が見られている事もあると思いますが、そんな方におすすめしたいのが『繊細さん』といういわゆる『HSP』の方に向けた本です。

私自身繊細な性格で『HSP』だと思っていますが、このHSPという言葉の意味を含めて、上記記事で紹介しているので是非チェックしてみてください。

 

 

『ツレがうつになりまして。』の映画を無料で見るなら

今回この映画を見たキッカケで述べたように、Amazonプライム会員で『無料視聴』する事が出来たからこそ『ツレがうつになりまして。』を見た訳です。

「是非無料で見たい!」

と思っている方は是非一度『Amazonプライムのお試し会員』になってみてはいかがでしょうか。

 

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まとめ

以上、『「ちゃんと」と「やらないと」が生き辛さと焦りと心を追い詰める』というテーマで記事を書いてきました。

ちょっと感想文っぽくなってしまいましたが、自分はちょっと違った観点から心に刺さった映画で、私と同じようにうつ病ではないけれど『心が沈んでしまっている方』などに、それが伝わればと思っています。

『ツレがうつになりまして。』という映画は、今『生き辛いと感じている方』にとって何か感じる事や考えさせられる事が多く、自分を見つめ直す意味でも是非一度見てみてはいかがでしょうか。

ではまた!!

 

『ツレがうつになりまして。』の原作が気になる方はコチラから

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫) [ 細川貂々 ]

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